Uber, Airbnb, Kickstarterなどで話題のシェアリングエコノミーについて、経済の概念と具体事例がバランスよくまとまった良書です。 ・シェアする、あるいは共有するといった性格を持つ取引である。 ・P2Pあるいは個人間のモノなどのやりとりである。 ・取引…
2010年に書かれた本ですが、農水省の利益のために、日本と韓国しか採用していない「カロリーベース自給率」、それは分母に廃棄されている食糧も含まれていたり、輸出額は減っていたりして「自給」の実態とはあわず、日本の農業に危機感を植え付けるための策…
アメリカで成功している(日本ではなかなか成功者が現れない業態ですが)、オーガニック中心のスーパーマーケットの創業者とconscious capitalismの提唱する教授との協業による、経営書。利益のみならず、顧客、取引先、従業員、地域社会との共生をする経営の…
グローバリズムこそが、経済危機、格差拡大、社会崩壊を生むと訴える学者たちの訴え。 京都大学が2013年に開いた国際シンポジウムでの内容が主。 グローバル化しても、豊かさが実感できない人が多く、2016年のアメリカの大統領選挙でのトランプ氏、サンダー…
ニューヨークタイムズ 東京支局長が日本の新聞を中心とした大手メディアについて痛烈な批判をしている。 記者クラブという日本特有の閉鎖的な機能により、本来は公的機関をチェックする機能であるメディアが、大手により寡占され、プレスリリース報道に終始…
コーチングの本である。コミュニケーションという領域は、人間が社会で生きる上で、毎日実践しているなかで、その活動の言語化・体系化については、なかなか積極的に触れる機会がなかったが、「対話」というコミュニケーションが、組織に与える意味合いが、…
「ベーシック・インカム」のコンセプトを初めて聞いたとき、その斬新さに驚いたとともに、強い関心を持った。この本は2009年と7年も前に執筆されているし、本を読むと、その議論の歴史はヨーロッパにて長く、18世紀末のトマス・ペインの『人間の権利』、『土…
ビジネス界でも名著の誉れ高い本作を、遅ればせがら読んだ。 1984年の作品ということで、戦後、日本でも経営学や心理学等である程度体系化した第一人者たちの専門性を活用し、また戦後の高度経済成長を成功させた、「株式会社日本」と組織構造のオーバーラッ…